問題解決や研究を行っていくには、まずその問題を明確にしていかなければなりません。すなわち、研究の目的は何か、問題点は何か、問題を捉えているデータは何であるかなどについて具体化していき、着目すべき現象を絞り込んだ上で、中立・公平な立場で正確に把握していくことが重要です。
統計データをグラフにすることで全体の様子を把握しやすくなり、有意義な情報が得られたり、効果的に分析することができたりすることがあります。分析の目的にあった的確な統計グラフを作成します。
棒グラフは、値の高い項目や低い項目を判別するのに有効なグラフで、主に項目ごとの大小比較をする際に使用されます。
地域別支出額
折れ線グラフは、主に時系列などの連続的変化を捉えるときに使用するグラフです。横軸に時間経過、縦軸に変化する項目をとります。折れ線グラフの上昇・下降で、増加・減少の傾向を読み取ることができます。また、折れ線グラフの傾きから、変化の大きさを読み取ることができます。
消費者物価指数
円グラフは各項目の構成比を表すのに有効なグラフです。円全体を100%として、項目の構成比を扇形の面積で表します。データは原則として、構成比の大きいものから順に円を時計の文字盤としたときの12時の位置から時計回りに並べます。構成比の小さい項目は、複数をまとめて「その他」として表示します。このとき「その他」は割合が大きくても必ず最後に表示します。
また、意識調査などで「賛成」、「どちらかといえば賛成」、「どちらかといえば反対」、「反対」という選択肢の場合は、構成比の大きさにかかわらず、「賛成」、「どちらかといえば賛成」といった関連する項目を順に並べることで、過半数を超えているかどうかといったことを分かりやすく表示することができます。
表示する項目が100%に満たない場合(その他を表示しないなど)や、100%を超える場合(複数回答を認めている場合など)は円グラフを使うことができません。
CO2排出量
「棒グラフ」と「折れ線グラフ」など複数の種類のグラフを、1つの「複合グラフ」にすることができます。
京都の気象
いくつかの変量を構成比に直さずにまとめて比較する方法にレーダーチャートがあります。
レーダーチャートは一つの調査対象、地域などに対して、横断面データなどにおける複数の項目の結果を表示し、量の大小を把握しつつ、構成比にそのバランスや特徴を見るときなどに使用されます。
レーダーチャートは項目の数に合った正多角形の形をしており、各頂点をそれぞれの項目に対応させ、中心と各頂点を線分で結び、中心を0として目盛りが定められています。値が大きいほど外に広がり、小さいほど中心に集束します。また各項目の値のバランスが取れているほど正多角形に近い形になります。
デジタルカメラ採点表
以下の問題をダウンロードし、質問に従ってファイルを作成しなさい。
作成したファイルをマナビーからアップロード提出しなさい。
問題 | 配布データ |
Excel練習問題3 | 基本3 発展3 |