第1回 データベースとは

  1. データベースとは

    コンピュータ上で集積・整理された情報群

  2. データベースのメリット
  3. 利用例
  4. データベースの種類

    Accessはリレーショナル型データベース

  5. ExcelとAccessの使い分け比較
    項目 Excel(表計算ソフト) Access(データベースソフト)
    主な目的 計算、グラフ作成、個人の集計作業 大量データの保管、一元管理、システム化
    適したデータ量 数千〜数万件(個人レベル) 数万〜数十万件(業務レベル)
    同時アクセス 限定的(コンフリクトしやすい) 得意(複数人が同時に入力・閲覧可能)
    データ間連携 VLOOKUP等で手動参照 リレーションシップで強固に連結
  6. データベースソフトの機能
    機能 内容
    データの登録・保存 顧客情報や商品情報、在庫情報などのデータを一定の形式で登録・保存する機能。
    検索・抽出 条件を指定して必要なデータを素早く検索・抽出する機能。大量のデータから目的の情報を探しやすくします。
    データの編集・更新 登録済みのデータを編集・更新する機能。変更内容を関連データへ反映できる製品もあります。
    同時編集・排他制御 複数人が同時にアクセスした場合でも、データの重複更新や破損を防ぎ、整合性を保つ機能。
    アクセス権限管理 ユーザーや部署ごとに閲覧・編集できる範囲を設定する機能。重要データの不正利用や情報漏えい防止に役立ちます。
    バックアップ・復元 データを定期的にバックアップし、誤削除や障害発生時に復元する機能。
    データ連携 CSVやExcel、外部システム、APIなどと連携し、データの取り込みや出力を行う機能。
    集計・レポート 蓄積したデータを集計し、グラフやレポートとして可視化する機能。業務状況の把握や分析に活用できます。
  7. データベース作成の4つの流れ
    1. 概念設計(要件定義)
      • 目的の明確化:システムで何を管理したいか、どんな業務に使うかを決めます。
      • エンティティ(実体)の抽出: 管理する情報の単位(「顧客」「商品」「注文」など)を洗い出します。
      • ER図の作成: エンティティ同士のつながり(1対多などの関係性)を視覚的に図式化します。
    2. 論理設計(データ構造の具体化)
      • テーブル変換: 概念設計で決めたモデルを、実際のテーブル(表)の形に落とし込みます。
      • 正規化の徹底: データの重複や矛盾をなくすため、テーブルを適切な単位に分割します(一般的には第3正規形まで)。
      • キーの設定: 各行を識別する「主キー」や、テーブル同士を結ぶ「外部キー」を定義します
    3. 物理設計(実装の最適化)
      • データ型の決定: 各項目(カラム)に「数値型」「文字列型」「日付型」などの最適な形式を割り当てます。
      • インデックス(索引)の作成: データの検索スピードを速くするための設定をします。
      • ストレージ・領域の決定: 保存場所やハードウェアの容量、クラウドかオンプレミスかといった運用環境を検討します。
    4. 実装・テスト・運用
      • DB・テーブルの作成: MySQL などのDBMSを使い、実際に CREATE DATABASE や CREATE TABLE などのSQLを実行して環境を作ります。
      • 動作テスト: データの登録・更新・削除が正しくできるか確認します。
      • 運用・保守: データのバックアップやパフォーマンス監視をしながら運用を続けます。
  8. データベースソフトの構成

    Webのショッピングサイトの場合
    ・データベースを、MySQLや Postgres等で構築
    ・入出力はHTML画面を作成
    ・データ呼び出しはSQLでプログラム
    の様に、複数のソフトを使い分ける必要がある

    Accessはこの3つの機能を一つにまとめたもので、一つのソフトで完結する

  9. Microsoft Access の4大機能
    1. テーブル:すべてのデータの保管場所。行(レコード)と列(フィールド)で構成されます。
    2. クエリ:条件に合うデータを抽出し、並べ替えや集計を行う「命令・検索」機能です。
    3. フォーム:画面上で直感的にデータを入力・閲覧するためのユーザー用画面です。
    4. レポート:蓄積されたデータを印刷やPDF形式で出力するための帳票作成機能です。
  10. Accessのデータベース作成手順
    1. データベースの作成
    2. ファイルの作成
    3. テーブルの作成
    4. 主キーの設定
    5. リレーションの設定
    6. クエリの作成
    7. フォームの作成
    8. レポートの作成